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がんばってるみんなへ。 [われ思う]

ぼくのこどもの頃、こんな田舎にはスイミング・スクールなどありませんでした。

ただ広々とした大地に今の3倍のこどもがいたので小学校には3つのプールがありました。

小学校1,2年生を対象にした10mプール、5,6年を対象にした25mプールそして3,4年を対象

にした50mプールの3つのプールでした。

50mプールは6年生でも足がつかないくらい深く、要するに50mを泳ぎ切らないと入れない

神秘の湖のようでした。

ただ、泳げれば学年が下でも次のプールに行けたので、とにかく友達といかに早く次のプー

ルに行けるかを競っていました。とにかく指導者はいないのでただひたすらガムシャラに泳ぐ

ことしか考えていませんでした。3年の頃友達がひとり先生に呼ばれてその神秘の湖に入り

ました。みんな、半分は凄いという気持ちそして残りの半分は先を越された悔しい気持ちが

入り乱れながらともだちの姿を目で追っていました。

ぼくは遅れること半年、4年生になって初めてその湖に足を踏み入れました。

まず恐怖感そして感動。覚悟をきめてサイドの手すりから手を放した瞬間、必死で手をまわし

ました。

『泳ぎ切らないと溺れるんだ。』

この思いだけで泳いでいた気がします。

そして、反対側の手すりに手がかかった瞬間、今までに感じたことのない喜びに胸が高まり

凄い充実感が生まれた瞬間でした。ここから後は、先生からストップがかかるまで泳ぎ続け

ることができるようになったことを鮮明に覚えています。

でも、がんばっていたのはぼくだけではありません。

ちょっと腕に自慢のあるこどもたちはみんな楽しく一生懸命に水と遊んでいました。

みんな水が大好きでした。



なぜ、こんな昔話をいま?


本屋さんでこんな本を見つけたからです。

北島康介著.jpg

思わず買ってしまいました、こどもに買うという建前で。

凄く愛情溢れる内容でした。


返事です。


前略 がんばったきたじませんしゅへ


ぼくはいまこどものころのかんどうを思い出すためにがんばってます。

9月のきょうとのマスターズのエキビジションにとつぜんきたのでみんなびっ

くりしていました。ぼくは母がすこしまえになくなりキャンセルでした。

でも、みんなのこうふんしたしたはなしぶりから きたじませんしゅ がこども

のみならずおとなをも喜ばせていることを同じじだいに生きている人間として

うれしく思いました。

ぼくも水の中がだいすきです。

もうちょっとおおきくなったらマスターズ大会でゆうしょうしたいとおもいます。

                       ちゅうねん2くみ  どるふぃんおっとう


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